双極性障害Ⅱ型の日々

双極性障害(躁うつ病)の日々の記録、その他

カミングアウトについて

今でこそ単極性のうつ病に関してはかなり偏見が減っているなと実感します。

私が最初に単極性のうつ病と診断されたのはもう○○年以上前。その頃はまだまだうつ病でも偏見があって、「暴れるんだろう」(どこにそんな力が…)「気が狂っている」(いや病んではいるけど狂ってはいない)なんて言われたりしました。

でもねー、世の中の大半の人って自分が精神疾患になるわけなんてないと思ってるんですよ。最後に退職した職場にいた人なんて「知人が自律神経失調症だって言われた。前から頭がおかしいと思ってた」とかすごい発言してましたからね。完全に他人事。

で、私は双極性障害Ⅱ型と診断されたわけですが、これはもうごく一部の信頼できる友達にしかカミングアウトしてません。その他の人達には「ちょっと鬱気味で…」で誤魔化しています。それでも色々ですよ。じりじりと距離を置いてきた人、「そういうの、もらいやすいからごめん」って離れちゃった人(伝染病じゃないからもらわないんですけどね)、私の調子が悪い時は敢えて距離を取りつつ仲良くしてくれている人、今までと全く変わらない人、それぞれです。

もちろん私も調子が悪かったりする時は変になっていることが多いので、そういう時にある程度距離を起きつつ見守ってくれるのはありがたいです。今までと全く変わらない人は、全く病気を理解してないか、理解して敢えて今まで通りの2パターンかな。理解してない人はこちらの状態はおかまいなしで遊びの誘いをしてきたり、自分の愚痴を延々と話してきたりするので、逆にこっちが対応できなくて困ることもあります。

一番困るのはスピリチュアル系に多い「精神薬は悪!」の人かな。「薬を飲んでるから余計悪くなる!今すぐ薬をやめて!」と言ってくる人が結構いるんですよ。特に私はインド友達が多いので、スピリチュアル系に傾倒している人も多くて、じゃあ、どうやって病気を治すんだよっ!と言い返したくなります。実際に言い返して縁が切れちゃった人もいます。そんなんじゃ治るものも治らないんだよーというのをわかってもらえません。

そんなわけで、カミングアウトする相手には細心の注意を払ってます。でも、こうやってすこ~しずつ接する人が減っていくのは正直なところ寂しいですね。これも病気の宿命か、と飲み込むようには心がけてますが、なんだかなぁ、としょんぼりすることもあります。

みなさんはどうですか?