双極性障害Ⅱ型の日々

双極性障害(躁うつ病)の日々の記録、その他

どうやら酷暑は超えたらしい

まーた2ヶ月も放置してた。
今年は本当に本当に暑かったね。インドよりもタイよりも暑かった。病院と買い物以外は引きこもってサブスクモンスターで暮らしていたのでいいんだけれど、よくないこともあったんだよな。

10年以上前からの腐れ縁の友達。彼は私の病気に関して一切理解がない。別に理解してくれとは思わないが、だったら体調や病状を尋ねたりしないで欲しいんだ。私も詳細を語るのがもう面倒なので「まあまあ」とか適当に答えてるけど、そのたびに「俺はあなたを病気だと思ってないし、政治家と医者は信用してないから」「そもそも薬飲んでるからおかしいんじゃないの?薬に頼るからおかしいんとちゃう?」とイラッと来る返事をする。だったら全身粉砕骨折しても救急車も呼ばず病院にも行かないで治せよ!とか前は言い返してたんだが、あーこいつは自分に都合のいい私が友達として好きなだけで、「私」という個はどうでもいいんだなと思うようになった。先月もそんなことがあってちょっともやもやうんざりしていた。

同じタイミングでこちらも腐れ縁の息子(という名の友人)から様子伺いの電話があって、その話をしたら「ちょっとねーあまり距離縮めないで聞き流したほうがいいよ。わかんないヤツは一生わかんないままだよ」と言われた。息子の父上が私と同病なので息子は病気の特性をよく理解してくれていていつも助けられる。

なんだかそんなもやもやもあってちょっと考え込みすぎて落ちかけたりもしたけれど、まあいいや放置しておこうとどうにか気持ちを飲み込んだ。しかし、本当に病気って面倒臭いね。元々ネガティヴな性格ではあったけれど、自分が病んでるから考え込むのか、落ちてるから考え込むのかもわからないし、いわゆる認知機能が落ちているのか、これだけは自信を持って自慢できていた記憶力はすっ飛ぶし、言葉も出てこない。あーいやだいやだ。1日でいいから病前の状態に戻してほしい。いわゆる「普通」の状態を思い出したい。



 『楽園』予告編

何気なく観たら閉塞感となんともいえない後味の悪さでどんよりした1本。でも観るべき。

時間の経過がよくわからないけど夏ですよ

前回の記事見たら3月。
そして今は7月。
放置するにも程があるけど、放置せざるを得なかったというところ。

しばらく激鬱(多分)だった、うん、きっと激鬱。
過眠しまくり、起きている時は少し感情が動くと自分でも制御不能な状態で涙が溢れてくる。呼吸をするのもこの場に存在しているのも辛い、消えたい、要するに希死念慮が止まらない。ラッキーなのは何か行動を起こすほどの気力も体力もなく、ODすらしなかったというかできなかったことかな。深海の泥の中でじっとしているか少々うごめくことができるかどうかという状態。誰かと話そうとしても言葉が出てこなくて呂律が回らなくなったり、声すらまともに出ずにリアルに震え声wになってた。

…という状態だったことは何となく覚えているけれど、いつから浮上したのかもようわからん。記憶すら怪しい。どうしてこんな脳みそになってしまったのかのう…。とにかく今はもう少し浮上してここに文章を書こうという気が起こる程度にはなった。しつこいようだが自分がやらかしがちのODをよくしなかったなーと自分で自分を褒めてやりたい。後遺症的に昼夜逆転したが、そんなのはどうでもいい。

某イケメン(個人的にはきれいな男性と呼びたい)俳優が自死した時に引っ張り込まれそうになったが、健康なみなさんのえげつない推測を眺めていたら怒りが湧いてきてそんな気持ちすら吹っ飛んだ。追い詰められた人間がエアポケットに落ちてしまう気持ちなんて普通に生きていられる人間にはわかるわけないもんね。そう思ったら頭の芯がきゅっと締まって冷静になった。

そうそう、障害年金の等級が3級から2級になった(もちろん厚生)。ほんの少しだけど生活に余裕ができてホッとした。いやその前にPSWさんには「ヘルパーさん入れたらどうですか?」と提言されている状態なのでホッとも何もあったものじゃないんだが、健康でも不健康でも生活を支えるのはお金だよ。ホッとした私を責める人はいないでしょう。

必要最低限の買い物と通院以外は引きこもり。サブスクモンスター化して色んな映画やドラマを観まくって過ごしているけどどこまで頭に入っているのか怪しい。普段ならちょっと気分が上がったところを見計らって海辺の友人宅へ逃避するが、コロナだらけのこのご時世では難しい。ただただサブスクの波の中を漂っている。

書きたいことは山のようにあるのだけれど、うまいこと文章にできない。それももどかしい。誰か助けて。

 

ノスタルジア [DVD]

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  • 発売日: 2002/11/22
  • メディア: DVD
 

 大好きだけれど途中で必ず寝落ちするノスタルジア。今は観る気力がない。

放置しすぎて3月…

毎度のことながら放置。放置をしている間に1つ歳をとり、気がつけば世間は新コロナウィルスの話でいっぱいだ。
当たり前のようにうちの周りでもトイレットペーパーやティッシュやキッチンペーパーや色んなものの買い占めが起きて呆然。買い占めウェーブには乗らないタイプなのでみんなすごいなーと遠巻きに眺めていた。
Twitterのタイムラインに流れるたくさんの憶測とかデマにもうんざりした。いやまだ継続中なんだけどとりあえず恐れすぎずに冷静になってくれよと思うので眺める回数が少し減った。
何というか…情報収集は必要だと思う。必要だけど情報の取捨選択はきっちりしないと行けないよね。情報の出どころはどこか、それを裏付ける情報はあるのかってのをちゃんと見ないといけないと思う。私は大学で日本史専攻だったんだけれど、歴史学で言うところの一次史料は確認したか?ってのと同じだなーとしみじみ感じる。

基本引きこもりなのでそう生活に影響はないんだけど、今月末に予定されてたアイスショーが中止になった。この決定もなかなか出なくてちとイライラした(笑)だって海外からもスケーターは来るわけで、それ以前に会場に大人数が集うんだからアウトだし、ずっと95%中止になるなという心づもりでいたので、中止の決定が出てちょっとホッとした。そんなわけで開いてる時間はひたすら映画とかドラマの一気見をして過ごしてる。
そうそう、現在絶賛過眠期間で酷い時は1日17時間くらい眠ってる。気合いで起きててやろうとPC前に座っていても気がついたらキーボードにおでこを乗せて気絶している状態。主治医に言ったら「今はそういう時期なんだろうから眠ることに罪悪感を持たないで無理しないで眠りなさい」と。まあいいよね、寝てると余計な事考えないし。悪い夢見ることはあるけど目が覚めたら終わるから。

とりあえずすっきりと春になって、コロナも落ち着いて、少しはテンション上げて行きたいぞ。


あ、この映画面白かった。ものすごく不愉快な気分になるけど面白かった。こういう何か刺さる映画好きだ。


超過激!YOSHI×菅田将暉×仲野太賀『タロウのバカ』予告編

2020年になりました

変わらず放置してたら2020年になってもうた。あけましておめでとうございます。

さて12月の私は久々の遠出をした。神戸まで舞台を観に行ったのだ、菅田将暉主演の「カリギュラ」だ。ダメ元でピンポイントで1日だけ申し込んだら当たったのでラッキーだった。菅田将暉も好きだが元々わりと演劇鑑賞が好きで、まだ仕事ができていた頃は年に2、3本は観に行っていた。久しぶりの劇場での観劇は良いものだった。勿論菅田将暉も良かったぞ。しかし内容がヘヴィだったので頭が疲れた。原作を知ってたのでわかってて行ったのでいいんだけどさ。それよりも人がたくさんいる中を移動するのがしんどかったわ。普段は何もかも家の近所で済んでいるので三宮の雑踏は結構ハードル高かったな。

体調はというと、なんだか薄いベールを1枚被ったような感覚になって、時々はちょっと離れたところから自分を見ているような感じになる。幽体離脱みたいな感じとでも言えばいいのか。これはいったい何やねん、と主治医に話をすると「離人症の症状。双極性障害でも症状が出ることはあるし、健忘を起こしたりしないならばあまり気にしなくてよし」と言われる。あーこれが離人症ってやつかと思いながらはーいと返事をした。何となく違和感はあるが特に苦痛というわけではないので様子見。現在もこの状態は続いていて年明け診察もしたがやっぱり様子見。
あ、そういやずーっとしなかったODを1度やらかした…。無意識だったので何が引き金かもまったくわからない。しかし偉いのは無意識でもちゃんとヤバくない薬だけを選んでODをする私の脳みそ。友人がずいぶん昔だけどありとあらゆる薬をODして、そのせいで横紋筋融解症を起こし、一命は取りとめたけれど首から下がほぼ動かせない状態になったのが頭の片隅にあるせいだと思う。いやとにかく威張れる話ではまったくないのだが、無意識でもそういう判別能力って働くんだなと感心をしているわけだ。今年はODしたくないぞー。

今年の目標は本が読めるようになること。元々は時間さえあれば1日2冊でも軽々読めたし読むのは大好きだが、この状態になってから読めない。マジで読めない。1ページ読んだら脳がシャットアウトしてしまう。これは辛い。だから読めるようになるといいなと思う。あとは外へ出る習慣をつけるのも兼ねて近所のプールに行きたい。幸い手帳持ちなので公営のプールは無料、わりと近くにもある。ジムもついてるぞ。あまり泳げないけど海は好きで夏は毎年海へ何度も出かけていたので、この際ちゃんと泳げるようになったらいいなーとプールセット一式は買った。買ったはいいがまだ使っていない(笑)ということでもう少し暖かくなってイケそうだ!と思ったらプール。この2つが今年の目標。歩みがのろいのはしょうがない。体調というか精神状態の波もあるから。

そんなこんなでどうにか目先のことをクリアすることに専念しながら生きてます。

 

そうだ、楽しみにしていたNetflixで配信のドラマ、『Spinning Out』が配信開始されて(邦題がちょっとダサいけど)わーいわーいと観始めたら…リチウムというキーワードが出てきた途端に何だと?と思いながら進めると主人公とその母が双極性障害という設定。観ながら時々うわああああ、ごめんなさいと思いつつ全話観た。色々身につまされました、はい。

『栄光へのスピン』予告編 - Netflix






11月中旬になっちった

相変わらず放置しすぎて11月中旬。寒くなってきた。

10月は実家へ帰り、2週間ほど過ごしてきた。
バツ2になった妹は……すごい勢いではっちゃけていた(汗)。はっちゃけ過ぎて元々ちと偉そうな物言いや態度をするタイプではあったが、偉そうを通り越して暴君と化していて唖然。少しでも妹の意に沿わない言動をするとキレる、怒鳴る、物に当たる。面倒くさい…気が休まらない…。面倒なので妹がご機嫌うるわしく実家へやってくる時以外は放置しようと母と決め、母もたちの悪い風邪をひいていたので2人で家でだらだらと過ごした。唯一の地元の友達とも会ってまあそれなりに過ごしたのでいいんだけど。

こちらに戻ってきて主治医に妹の話をしたら(※妹も病人です)双極性障害ではなくても環境が変わって一時的に躁状態に陥ることがあるらしい。「もし接することで負担を感じるならうまく距離を置いたほうがいいよ」と言われた。私のところに連絡がある時は何かわからないことがある時くらいなので、こちらから連絡しなきゃいいや。しかし母はなかなかに追い詰められていて、どうしたらいいか聞かれて答えると「私のやることに口出しするな」「やりたいようにやらせろ」「いちいち鬱陶しい!」と逆ギレ&暴言を浴びせられるので、じゃあ何も言わないからしばらく距離を置こうと宣言したそうだ。しかしそこは病人、自分の言ったことはけろっと忘れて2日も経つとしれっと電話してきたり実家に来たりするそうだ。あーあ。高齢の母にストレスを負わせないでほしいよ。

私の体調は、脳みそのバタバタは治まったもののパニック発作がちょくちょく出るのと片頭痛がするのが困る。あとはいつも薄い膜を1枚被っているような感覚がする。何じゃこれは。しかし色んな症状が出てくるね。不思議な病気。

さあ、明日は診察日。思い返すと今年は1度もODやらかしてないの!(※威張ることではない)このまま多少の波はあっても平穏に行ければいいな。12月の頭にはお楽しみの予定も入れた。体調を崩してはならぬ。体調というか精神状態か。自力でコントロールできるものではないけれど、無理は禁物、ゆっくりじっくりで日々過ごしたいと思ってる。

9月も終わり

わー、もう9月も終わりや。
病状はといえば「これ軽躁?軽躁来るの?」という感じが続いてた。んー、なんというか眉間の上(いわゆるチャクラ)のあたりがもぞもぞして脳味噌がばたばたイライラするような感じというか。診察でそれを伝えると、私のADHDも関係しているかもと夜に服用するようにとストラテラを出された。「効果が出るまで時間はかかるよ」とのこと。個人的にはやっと発達障害にもメスを入れてくれたなーと期待して薬を服用。

実際に服用してみると眠剤を飲んでいても朝の5時くらいまで眠れない。なのに昼間にものすごい眠気がする。まともに動けるのは夕方から。完全なる昼夜逆転。いいのかこれでと思いつつ、次の診察でそれを訴えるとストラテラは夜→朝に変更。「でも多分時間はかかるからそのつもりでね」と釘を刺された。結果、夜は眠れるようになったけれどやっぱり昼間から夕方にかけて眠い眠い。そのうち慣れると言い聞かせて服用中。

8月の間はオーストラリア在住の友達が一時帰国して、ちょくちょく遊んだりはしてた。私が仲良くできるということは当然のようにインドで出会った旅友達。出会った当時の彼女の相方もかけつけて3人+子供2人とインド女子同窓会を開催したりしてた。すごく楽しかったなぁ。やっぱり旅で出会った友達っていうのはダメな部分もさらけ出した上で仲良くなっているので気が置けない。彼女達と出会ってから数えてみたら12年。なのに今でもあっという間に時間を飛び越えて話ができるのはいいよね。しかも私がこんな状態なのに深追いもせずにうまいことスルーしてくれるのは本当にありがたい。

10月は2週間程度帰省してくる。妹がバツ2になったりでざわざわしているけれど「年に1度くらい帰っておいで」と母からのラブコールもあるので、私は徹底的にのんびりするつもりで行ってくる。大抵は異常な行動力の妹にあちこち連れ回されて意外に疲れるのが常なんだが(笑)

脳味噌ばたばたイライラはまだ治まっていないので、無駄にぶつかることもあるかもしれないけれどこればかりはしょうがない。そこは許してもらうとしてさむーい実家に帰省してくるー。

あっという間に8月て…

ひえー、8月中旬だ。放置しすぎてありえない。
前回から今まで何してたかな…。精神科、耳鼻科、整形外科、眼科とよりどりみどりな病院へ通い、わざわざ大きな病院まで行ってMRI撮ったり、なんでこんなに病院まみれなんやーと気分が落ちる日々。身体があちこちガタガタやねん。

精神的にはぼちぼち落ち着いた状態でいたけれども、実家でアクシデントが起こり私も巻き込まれるはめに。妹から四六時中送られてくる愚痴LINEと、突然かかってくる電話に刺激されたか胸のあたりのもやもや→脳みそイライラ→じっとしてても動き回りたい衝動が発生し「これ…イライラ躁ちゃうの…」とびびり気味。でもぼちぼち眠れてるから混合か。どっちにしてもちょっと距離置きたい気分。しかしそうもいかないのが家族なんだよなぁ。母親も高齢だから参ってるし、どないしょうと考えた挙げ句、妹には「今ちょっと自分の状態が怪しいから、ダメな時は今ダメ!っていうからそこは勘弁してくれ」と伝えておいた。はあー。

で、基本引きこもって何をしているかというとNetflixとかアマプラとかで動画ばっかり流し見してる。途中で眠ってしまったり(つまらないからじゃなく過眠で)してるけど今はそれが一番落ち着く感じ。相変わらず読書はできず、音楽も2曲くらい聴くと脳が拒絶反応を起こすという困った状態なので、動画流し見が気が紛れて良い。あんなに好きな読書も音楽聴くのもできなくなるなんて、病気の脳みそって面白いよね。

そんな感じでだらだら生きてるよ。しんどいけどどうにか生きてる。あ、話題の『全裸監督』は一気見したぞ。


『全裸監督』予告編 - Netflix